今乗れるV12エンジン(2)

前回の記事の続きです。
今度は所謂スーパーカーとか呼ばれるものですね。

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まずはフェラーリ。駆動方式がFRと4WDに分かれます。
612スカリエッティだけ、2+2のFRというこの中では唯一の存在。

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次はランボルギーニ。最上位モデルのみV12エンジンを搭載。
ガヤルドやウラカンはV10エンジン。それはそれで魅力的。

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そしてアストンマーティン。
現行モデルでもDBSスーパーレッジェーラ、DB11、ラピードの3車種でV12エンジンを搭載。
しかもDBSとV12ヴァンテージはMTを用意していた。
細かく言うとV12ヴァンテージはMTのみのモデルであり、セミATであるスピードシフトⅲが搭載されたのはV12ヴァンテージSになってから。
これには「マニアック」という言葉しか出てこない。

Photo by やまけん

 

貴重だった、V12ヴァンテージ。

あとはゆっくりと消えゆくのみとも思えるV12エンジン。それに加えそんなエンジンを
自然吸気で、マニュアルトランスミッションという条件を持つ車は、確かに他に無いと言っても過言ではない事が分かった。

アストンマーティンで言えばDBSスーパーレッジェーラ、DB11に搭載されているV12エンジンはターボ化されている。
V12ヴァンテージのエンジンと同様のものはラピードに残るだけしかない。
そんな情勢でもV12自然吸気エンジンの車種をこうして送り出すフェラーリも、やはりフェラーリだという感想しか出てこない。

V12エンジンに乗ろう

友人のふとした一言が気になって調べてみたら、結果的にV12ヴァンテージのスペックの持つ希少性を改めて浮き彫りにしてしまった。
ヴァンテージの様にスポーツ性のある程度高い車で、V12エンジンで、しかもMTの車種など、これ以外に無い。
唯一無二と言っても決して誇張ではないのは、これまで纏めた表を見れば分かると思います。
言い換えれば超がつくほどのマニアックな車…とも言えると思うけど。
スペック、価格、車の性格全て考慮しても一切バッティングしない。現実的にお前しか居ないんだ。って奴だ。

例えばMT妥協して走りに重点を置いた車と考えても599か612か。そんな所か?
ムルシエラゴは巨大だし良くも悪くも派手だし、アヴェンタドールは価格帯がだいぶ上がる。

MTでV12エンジンに乗りたければ、DBSかV12ヴァンテージしか無い。そして今後そう言う車が登場する可能性は低いと考えておいた方が良いだろうと私は考えている。

 

…ってことで、V12ヴァンテージがどれだけ希少かを裏付けるだけの記事になってしまいましたが、ごきげんよう。

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