DB11が居なくなった

なんとなくWeb CGを読んでいた時のこと。
https://www.webcg.net/articles/-/41178?lid=article_recommend
「V12エンジンを搭載したスタンダードな「DB11」はカタログから落ち、DB11ファミリーはDB11 AMR、DB11 V8クーペ、DB11ヴォランテの3モデルに集約された。」
という文章があってびっくりした。

オフィシャルサイトにもDB11の文字は無い

 

このモデル整理は1年以上前の2018年の5月頃には行われていたらしく、私が無知だったという感じ。
最近のアストンマーティンはAMR(Aston Martin Racing)推しですね。ラピードもAMRだけになってますから。

DB11が消滅という状態は、本来なら標準モデルがあってAMRが派生として存在する筈が、派生モデルがメインモデルになってしまっている感じ。派生モデルってメインのモデルがあるからこそ高性能さが映えるのであって、AMRしか無いとあまりAMRである事のインパクトが無いんじゃないかな。
例えると「メルセデス・ベンツでAMGモデルしか存在しない」みたいな。

ラグジュアリーからスポーツへのイメージ転換を図りたいのかもしれないけど、ラグジュアリーなアストンマーティンを求める方も居るだろうし、ラグジュアリーがあってこそのスポーツにも思える。それに、ふつうのDB11が欲しい人はV8しか選択肢がない。V12が欲しければAMRだけだ。

それと…細かい所だけど、ヘッドレストにDB11の文字を入れる事ができなくなっている。これはあくまでAMRということだよね。

ヘッドレストに入る文字はAMR

 

DB11 V8のヘッドレストアクセント

アストンマーティン自体元々台数が売れる車ではないけれど、こういうモデル整理はその台数を更に少なくする事になったりしないかと余計な心配をした。

ノーマルモデルとAMRを維持する余裕すら無いのかとも思ったけど、大きく違う車という訳でもないからブランド戦略の一貫なんだと思います。

ごきげんよう~

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