ヴァンテージ・ロードスターが日本上陸
新型ヴァンテージのロードスターが東京ミッドタウンで開催された「ASTON MARTIN VANTAGE GARALLEY」でお披露目、展示されているので見てきた。
ジュネーブモーターショー(2020年3月5日~15日)に先駆けての公開で、世界でもかなり早い公開。
アストンマーティンは販売台数の少なさ、メーカーの規模の小さもあり、こういった機会があった際には見に行くことをお薦めします。
ASTON MARTIN VANTAGE GARALLEYという名称の通り、今回はヴァンテージ3台を展示。左から、ヴァンテージ(2019モデル?)、ヴァンテージロードスター、ヴァンテージ(2019後半モデル?)
先代ロードスターとの大きな違いは、シートの後ろのバルジ形状(山なりの膨らみ)が無くなったことだろうか。
そして、開閉方式も大きく変更になっている。先代ロードスターはトランクに幌が収納されるタイプだったが、新型は折り畳まれるだけの簡易な機構になっている。NDロードスターの幌のようなものだ(あれは手動だけど)。お陰で開閉時間こそ18秒だった先代から6.7秒という世界最速の開閉時間を実現したが、収納しても幌は見えるからデザインが犠牲になったとも言えるかもしれない。
先代ヴァンテージロードスターの幌の開閉。幌が完全に格納される大作業。どこか壊れたら高いがデザイン性は高い。
一方、新型ヴァンテージロードスターの幌の開閉。Z状に折り畳まれるシンプルな動き。
そして、ロードスターの登場と共に新しいフロントグリルも選択できるようになった点もニュースだ
その名も「ベーンド・グリル」。つまり、これまでの格子状のグリルってこと。BBC TopGearのWebには、新旧どっちのグリルが好きかどうかを問うこんな記事も。コメントを見ると、新旧どちらの支持派が居る模様。あなたはどっちが好き?
Top Gear: Do you prefer the old Vantage grille or the new one?
https://www.topgear.com/car-news/supercars/do-you-prefer-old-vantage-grille-or-new-one
これまでのハンターグリル(hunter grille)とか言われる形状のグリルは、コンフィギュレータ上では「Mesh Front Grille」と名前がついている。これが消滅するのではなく、選択肢の拡大ということで残るのは喜ばしいこと。
さて、グリーンのボディーカラーが新鮮なヴァンテージを見ていこう。
このグリーンはエアロパーツとも良く合っていて魅力的だが、コンフィギュレータにはビリジアングリーンが無い。現地の看板には「Q Special」とだけあったから、Qのスペシャルオーダーカラーと言う事だろうか。ボディーカラーの他にも、トランスミッションが7速MTなのも特徴だ。今まではヴァンテージAMRとして用意されていたマニュアルトランスミッションだが、通常のヴァンテージでも選択が可能になった。やったね。
リアウイングやフロントのエアロパーツは「レーシングエアロキット」により装着される。これはQ by ASTON MARTINによるもので、2019年にVantage Heritage Racing Editionsと共に登場したものだ。その辺はまた後日記事にしようかな。
ごきげんよう。