スポーツ色を強めたヴァンテージ
先日のイベントのメインは言うまでもなく初披露のロードスターだが、もう1台気になるヴァンテージが展示してあった。
それがこのグリーンのヴァンテージ。
ビリジアン・グリーン(Viridian Green)を纏うこのヴァンテージには2つの特徴がある。
トランスミッションがMT
今までのヴァンテージでは8速ATしか選択できず、MTはヴァンテージAMRにしか用意されていなかった。しかし、これが通常のオプションとして選択ができるようになった…というのは、前の記事でも書いた通り。AMGのV8エンジン(ヴァンテージはC63、S63と同じM177エンジンがベース)とMTの組み合わせはAMGでは存在しないから、その組み合わせを楽しむためにヴァンテージを選んでみるのはどうだろうか?
レーシングエアロキット装着
色々なエアロパーツを纏っているが、これは「レーシングエアロキット」というオプションを装着したもの。このエアロパーツは2019年にVantage Heritage Racing Editionsと共に発売され、キット内容は、リアウイング、フロントスプリッター、ダイブプレーン(カナード)によって構成され、これらは全てカーボン製。
Vantage Heritage Racing Editionsについての公式リリース
というか、これ前から思ってるんだけどアストンマーティンはプレスリリースの類を少しは日本の公式サイトでも公開してはどうだろうか。まあ、このエアロキットの事もUKサイトですらプレスリリースくらいしか載っていないし、アストンマーティンとはそういう緩いメーカーなのだ。良くも悪くも。きちんと車両ごとのページに仕様が反映されるとは限らないから、正しい情報を入手するのが難しい。
このフロントスプリッターは前へのせり出しが大きく、段差にはかなり気を使いそう。標準仕様のナンバープレートの位置関係を見ると、せり出し具合が良く分かる。
ちなみに、このエアロキットを2020年3月末までの登録に限り無償でサービスするそうだ。気風が良い。が、アストンマーティンで3月末迄の登録という事であれば在庫車からの選択に限られるだろう。自分に合う在庫車があり、エアロキットが好みであればかなりお得なチャンスである。
アストンマーティンの世界でお待ちしています。